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徳島弁は、徳島県で話されている日本語の方言です。
四国方言の一種で、阿波弁とも言います。
意外と訛りが強く、県外の方とお話しする際は通じない事もしばしば…(笑)
旧来の中国・四国方言をベースとし、後から入って来た関西方言の影響がみられるのが特徴で、
北西部の山間地域や一部の高齢者は旧来の方言に近い方言ですが、大半の地域や中年以下の
世代では関西方言の影響を強く受けた方言です。他の四国3県よりも限りなく大阪弁に
近いようです。
徳島弁は一定の独自性を保ちつつ、恒常的に関西方言の強い影響にさらされてきました。
徳島(阿波国)は、律令制においては上国とされ、室町時代には管領家の細川氏の
支配下にあり、戦国時代では畿内を掌握した三好氏を輩出したほか、その時の混乱によって
足利将軍家を阿波公方として迎え、そのうち、義栄が14代将軍となるなど、
地理的な近さもあって、関西との結びつきが強く、往来が盛んでした。
そのうち、言語的な関係性を語る一説として、阿波で多く収穫されていた藍(藍染に用いる植物)の
取り引きを行うためや、新天地を求めるなどの理由で多くの大坂の商人が流入して来た際、
阿波の地元民が、商人達の会話を聴いて上方の言葉を覚えようとし、その結果、
京阪式アクセントが完全な形で阿波にも浸透したと言われています。
戦後になってテレビ放送が開始されましたが、徳島ではテレビ・ラジオ放送は軒並み
京阪神地区の地上波を受信・共有できるため、地元民放は1局のみであり、このことから
言語面において、関西ローカルのメディアによる強い影響を受け続けざるを得ない側面があります。
また本四連絡橋・神戸・鳴門ルートが完成したことによって、より阪神地区との人事交流が進み、
いまや政治・経済の面では関西の一角に属していると言って過言ではなくなっており、徳島県民の
関西志向を強めています。こういった意識が徳島弁の関西方言化という現象を更に助長している
とも考えられます。
独自の特徴
・動詞未然形+れん は禁止を表す。「あそばれん」は「遊んではいけない」「あそんではダメ」を
意味します。
なお、全般的に「~してはいけない」というものは「~せられん」と言います。
・接続詞は、「ほなけん」「ほ(う/ん)じゃけん」「ほなけんど」「ほんでも」(そうだけど)が
基本となります。
・「~だ」「~です」の意味で、男性は「~じゃ」、女性は「~じょ」を使う。
(しかし女性も「~じゃ」と使う場合の方が多い)
また、近年は若い人を中心に「~や」を使う人も増えて きているそうです。
・「よう」+動詞の否定形で、能力が無くて出来ない意味を示します。
(例):「ようせん」→することができない
・動詞の過去を示す助詞は、「~したんよ」「~したんや」と話します。
・シク活用の形容詞に否定の助詞「ない」をつける場合、「ク」が消え、母音が付加されます。
(例)楽しくない→楽しぃない おもしろくない→おもしろぉない
・・・次回、「阿波弁方言一覧」をご紹介したいと思います。
ご期待下さい!