ページ内を移動するためのリンクです。

徳島県鳴門市の大谷地区で作られる陶器、大谷焼きは、
大甕(おおがめ)などの身の丈ほどもある大物陶器で有名です。
200余年もの伝統があり、当初は大物陶器の生産が9割でしたが、今では1割程に
逆転してしまったそうです。理由は、大物陶器の需要が大幅に減ってしまったことにあります。
水道が無かった昔は井戸水を溜める容器として大甕(おおがめ)を用いたり、
また徳島特産の藍を入れる容器として利用していたそうです。
時代を経て、生活も豊かになりその必要性がなくなった今では食器類、
花瓶などの小物陶器が9割を占めているのです。
そんな大谷焼に興味を持ち、いくつかの窯元があるうち今回は、
”森陶器”さんにて実体験にチャレンジして来ました。
初めに職人さんから作り方の説明があり、その後は自分で黙々と作るのですが、
今回体験したのは、ロクロを使わない、手びねりという手法でした。
手びねりの手法とはまず器の底の部分から作り始め、残りの土でヒモを作り、
底の部分にヒモをくっつけなじませてくという作業を何度も繰り返しヒモを積み上げていく方法です。
慣れるまでは悪戦苦闘していましたが、同じことの繰り返しなので慣れてしまえば簡単な作業でした。
器の基底部分を作っています
積み重ねて行く紐を作成中
作る際のポイントは、土と土をきれいに上手くなじませることと、土の厚さ加減です。
土と土をなじませるのが不十分であれば、焼いた際、そこからヒビ割れする恐れがあるのです。
また、土の厚さにも気を配らなければなりません。
あまりに薄くなると、これもまた割れてしまう原因になるのです。
作り始めると何かに取り付かれたように集中し、あっという間に時間が過ぎていました。
粘土遊びをしていた子供の頃に戻った様で、とても懐かしい気持ちでした。
自分で作った作品は、その後その後1週間程乾かし、焼いて自宅へ送ってくれます。
完成までに約1ヶ月かかるそうなのですが、仕上がりが楽しみです。
この中から色を選べます
皆様もぜひ、徳島に遊びに来られたら自分の手で作る”世界に一つだけの大谷焼き”を体験されて
みてはいかがでしょうか。